2018.08.26

【研修インタビュー】株式会社インフォメーション

株式会社インフォメーション

東京都渋谷区にある株式会社インフォメーション(以下、インフォメーション)は、ホームページ制作や集客支援、風評被害対策、採用支援といったWeb集客に関わる業務全般を行う会社です。代表を務める鈴木慧さんは、「会社=環境」と考え、働く人が生き生きとしている環境であればより良い物を提供できるとの思いから会社を始められました。
この記事は、インフォメーション代表の鈴木慧さんに、インフォメーションで実際に行われている研修の具体的な中身や、社員のキャリアアップに対してどのように考え、そのサポートを行っているのかについてインタビューした内容をまとめたものです。

1.若手社員に対して行っている研修の具体的な内容を教えてください。

研修は、社内でやる研修と外部の研修があります。外部に関しては、主に仕事や成果に対する考え方の部分をお願いしています。この部分は社内で研修するだけではなかなか深い納得をしてもらうことが難しいのではと思っているので、必要に応じて外部研修も利用しています。
社内での研修は、職種によっても変わってきますが、例えば営業職の場合は知識を詰め込むことよりもコミュニケーション能力や自分で調べる力といった基礎力を伸ばすことに重点を置いています。最初に知識を詰め込んでもやってみなければ分からないことも多いので、知識としてはウェブに関する基礎知識から教えていますが、その過程を工夫しています。自分から知識を吸収する癖をつけるために、テストの問題に対して空白の解答欄があって、それをインターネットの検索を使って埋めていくという形にしています。これによって、ただ座学で教えられた知識だけでなく、自分で調べて覚えていくということができるようになります。そうして基礎からまたもう一段階深い知識を身につけてもらった上で、実際に営業へ初めて行くという流れで研修を行っています。

2.その他で社員のキャリアアップに対する支援があれば教えてください。

こちらからの研修以外では、社員からの声として何か学びたいものがあれば、基本的にはすべて会社が費用を全額負担して受講をしてもらうようにしています。例えばセミナーに関しては、それが勤務時間中であったとしても、自分でスケジューリングして行く分には問題ありません。他にも読みたい本があれば、会社がその本を買うこともできます。
根底としてあるのは、基本的にやる気がある人間に対しては、その人へお金や時間といったコストをどんどんかけていきたいと考えていることです。そうすることで、結果として能動的な人間が育っていきます。逆に会社からすべて「この日にこのセミナーに行ってきてね」と手取り足取りしてしまうと、そうされなければ何もできないような人間が育っていってしまうと考えています。
キャリアアップについては、弊社が資格がなければ業務ができないというような会社ではないため、特段何か資格を取ることを勧めたりはしていません。ただそれも、別に何か取りたい資格があるのであれば、会社としては応援したいと考えています。それによって社員にとっての良い環境になり、自主的に頑張ってもらえれば、会社としても十分なメリットがあるのではないでしょうか。

3.研修や支援の結果社員はどのように変わりましたか?

自分から考えて動くようになったと思います。基本的には、必要なことがない限り私は口を出さないようにしていて、それで十分にまわる組織作りができています。私が社内にいなかったとしても、きちんと全員が自分で考えて行動をして、普通に業務を回しています。もちろん確認が必要なことがあれば、確認はされます。しかしそれも「教えてください」といったスタンスではなく、「これはこういうやり方をこれくらいのコストをかけて行っていいですか?」と聞かれ、「はいどうぞ」と返事をするようなやり取りです。
現在のように会社の組織風土を変えようと思い、自分の意識改革から始めたのが2016年(3期目)に入ってからです。自分でやった方が早いことが多かったため、最初はなかなか任せる勇気が自分にはなかったと思います。ただそれでは自分ができる範囲内でしか会社は伸びないと思い、現在は試行錯誤の末、社員にお願いできる業務は徹底的に社員へお願いし、それで会社が回るようになりました。
結局のところ、全部指示を出してしまったところでその人の能力にはならないと思います。まず考え方を変えて、そうすると行動に変化が現れて、それが結果に表れるという流れがあります。結果だけを変えよう行動だけを変えようとしても一時的なものにしかならないと思いますので、引き続き、徹底的に考え方を変えるところに注力していこうと考えています。

4.今後のさらなる環境づくりに向けて考えていることを教えてください。

私の人生のテーマとして、金銭的な部分も含めて、精神的に人生を豊かにするというものがあります。仮に継続的に大きな収入があったとしても、一緒に楽しむ仲間がいなかったらつまらないのではないかと思います。そのため社員のことは、一緒に人生を豊かにしていくメンバーだと考えていて、社員にはやはり収入的な部分もどんどん払っていきたいですし、引き続き社員の数を増やしていき、一緒にお互いの人生を豊かにしていきたいです。
その意味では、一緒に働く人はとても大事だと思います。弊社は他の会社と比べて笑い声の多い職場だと思うのですが、それは本人たちの努力によって業務を楽しんでいるからだと思います。例えば営業職で、まだ売上が上がってないのに毎日仕事が楽しいというのはおかしいと思います。本当の楽しさというのは、結果を出していくことにあると私は考えています。
成長のスピードは人それぞれだと思いますが、今の弊社のフェーズでは、スピード感を持って成長していける、あるいはそれを望んでいる人でなければ本人がつまらない思いをしてしまうことになると思います。ただもしスピード感のある成長を望んでいる人間がいたなら、会社としては成長ができる環境を用意していますので、それを使いこなしてもらうことによって成長し、仕事を楽しんでいただき、お互いに人生を豊かにしていけるのではないかと思っています。

※この記事は、「となりの研修室」に掲載されていたものです。

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