社会人として意識しておくべき3つの知識

※こちらの記事は「社会人基礎力養成講座」として実際に有料で提供している内容をサンプルテキストとして無料提供しているものです。

 このテキストでは、タイトルのとおり、あなたが今後「社会人として意識しておくべき3つの知識」をお伝えしています。この「社会人として意識しておくべきこと」というのは、突き詰めてしまえばたった一つしかありません。それは、「自分から考えて行動しなければいけない」ということです。しかし、これだけでは具体的に、どのような行動をなぜする必要があるのかといったことが分かりません。そこでこのテキストでは3つの知識としまして、要約すると以下のような内容で全三章の話がされています。

 第一章 自分から考えて行動すべき「理由」とは何か

 第二章 目指すべき「ゴール」はどこか

 第三章 今後実践していく具体的「行動」とは何か

 読み終わるまでにかかる時間は、各章13分程度であり、このテキスト1冊で40分程です。ぜひこれらの内容を、会社のためになるのかどうか、そして何よりあなたの人生のためになるのかどうかということを考えながら、読み進めるようにしてください。

 それではいよいよ、内容へと入っていくことにしましょう。

第一章 時代による動機の変化

数字で見る時代の変化

今がどのような時代かという話の前に、二つの質問をします。それは、日本の「平均年収」に関する質問です。

 一つ目の質問はこの平均年収について、1955年から2000年までの45年間でその数字は何倍になったのか、そして2000年から今現在までは何倍になったのかということです。なんとなくの勘でいいので、ぜひ何倍になったか予想をしてみてください。

 1955年から2000年まで     倍
 2000年から2020年まで     倍

 予想の答えは出ましたでしょうか。1955年というと、ちょうど日本の高度経済成長が始まったタイミングの年であり、世界から東洋の奇跡と驚かれた時代です(バブル時代もこの時期です)。問題の正解をお伝えしますと、1955年にはたった21万円だった日本の平均年収が(月収ではなく年収です)、2000年には461万円となります。これは、20倍以上の成長です。つまり日本は、2000年までの45年間で、国民全員のお給料がそれぞれ20倍以上にも増加したことになります。

 それでは次に、2000年から現在までの伸び率はどれくらいなのでしょうか。2020年に公表された平均年収は、436万円です。この伸び率は増加でなく、5%の減少です。つまり日本は2000年以降、20年間で国民のお給料が増えるどころか減っている状況になっているのです。認識されていた方もいるかもしれませんが、ここで分かることは、私たちの生きている時代というのが本当に厳しい時代だという事です。

 それでは二つ目の質問をします。少し先の未来である2050年には、2020年と比べて日本の平均年収は一体どれだけ変化しているとあなたは予想しますか。ぜひこれも、なんとなくの勘で予想をしてみてください。

 2020年から2050年まで      %

 予想の答えは出ましたでしょうか。これに関しては、当然正しい答えはありません。しかし、予測をすることはできます。ここで参考にしたいのが、日本のGDP(国内総生産)です。GDPとは、分かりやすく言えば「全国民のお給料の合計金額」とほぼ同じ意味の数字だと考えてください。つまり人口がそれほど変わらないと考えた場合、GDPの伸び率と、平均年収の伸び率はほぼ同じになります。

 GDPの2050年予想に関しては、日本で一番大きな調査組織とも言える、日本経済団体連合会(経団連)の調査組織が行ったものがあります。これによると、2020年と比べて2050年の数字はおよそ-1%と減少しています。つまり今後に関しても、2000年以前のように全員のお給料が自然と上がっていくことはなく、むしろ30年以上働いても今とそれほどお給料が変わらない時代になる可能性が高いと予測されているのです。

 突き詰めて言ってしまえば、これが今の時代を生きる多くの若い人たちにとっての、自分から考えて努力しなければいけない大きな理由です。分かりやすく言ってしまえば、一昔前は、言われたとおりに仕事をしていればお給料は45年間で20倍以上になりました。しかし今は、他の人たちと一緒にただ与えられた業務をこなすだけでは、あなたのお給料は2050年になっても今とたいして変わりません。そのような状況で、あなたは自分の人生を不安なく平穏に過ごせるものだと感じられるでしょうか。

 それでは引き続き、実際に今現在私たちが住むこの日本という国がどのような時代に変化したのかという時代背景の話を、より具体的に考えていきましょう。なお、この変化は着目する点によって様々なお話ができます。しかし以下ではそれらのうち、私たちに特に大きな影響がある三つの存在の変化に話を絞って、それぞれ一つずつお話をしていきたいと思います。その存在とは、「国」、「会社」、「学校」です。

将来の保証がない時代

私たちが自分の将来を考える上で、特に大きな影響のある存在の一つ目は、「国」です。
これまで国が私たちにしてくれていたことが、時代背景として今大きく変わっています。
そしてその結果、時代は「将来の保証がない時代」へと変化しました。


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