【SkillBox導入事例】FANTAS technology株式会社様

カスタマーエクスペリエンス本部 執行役員/田中様

月に1回の1on1面談でも解決できなかった課題

私たちは、投資用不動産の物件開発、販売、賃貸の管理や入居者募集などをワンストップで行う事業をメインに、ここ数年は不動産テック領域のサービスにも力を入れていまして、物件価格の自動査定サービスや、不動産投資型のクラウドファンディングで一口1万円から出資ができるようなサービスを展開しています。

SkillBoxの話を聞いたのは、1on1面談の頻度に関して課題を感じていた時でした。私たちは人事評価を半年に1回の頻度で行っているのですが、半年間の目標を一緒に立てて、いざ半年後にどうだったか振り返ってもらうと、半年前に立てた目標を自分でも覚えていないというケースが頻発していたのです。そのため月に1回は基本的に上長が全社員へ1on1面談を行うことにしたのですが、月1回のフィードバックでも、毎回振り返る時に日々の行動部分を忘れているメンバーが多くいました。マネジメント側も、全メンバーの日々の細かい行動までは追いきれないので、月1回のフィードバックのタイミングで「このメンバーは、実はこれができてなかったのか」と気づくことも多く、行動改善の速度が上がっていかないことが課題でした。

本当は頻度を上げて毎週1on1面談できれば一番いいのでしょうけれど、そこまでするのは実務との兼ね合いで難しいなと思っていた中、SkillBoxの説明を聞いた際、1on1面談と同等まではいかないまでも、それと近い気づきをメンバーが毎週得られていくというのはすごく良さそうだなと感じたのを覚えています。

あとは自動的に自分の弱い部分がレコメンドされて、そこをクリアしていけば弱みをなくして行けるという作りになっていたのも、上司側として目標設定をしていく工数がだいぶ減りそうだなと思い、それも導入の決め手となりました。

毎週のリマインドで実感した想像以上の効果

運用を開始するまでの手間は、正直ほとんどかからなかったと思っています。レコメンドで表示した内容としては、標準で用意してもらっていた項目に加えて、弊社で定義している「カルチャー」を浸透させたいというような想いがあったので、そのカルチャーに関する項目を必須選択項目としました。レコメンド項目の中から最大10個をメンバー各自に選んでもらったのですが、メンバー自身が行う事は非常にシンプルなので、本当に説明に労力はかからなかったです。

弊社は社内ツールでSlack(チャットツール)をメインに使っているのですが、SkillBoxはSlackと連携できたため、「回答しました」の通知も全部Slackに届きました。マネージャー側としてもわざわざ通知を確認するために別のシステムを常に開いておかなければいけないといったことがなかったので、非常にスムーズに導入出来たかなと思っています。

(アクションリスト例:FANTAS technology様で実際に運用中のもの)

実際に使ってみた感想として、1週間に1回リマインドされるというのは想像以上に意識の定着という意味で良かったなと感じています。メンバーから使用感について話を聞きましたが、毎週同じ質問が金曜日に送られてくる中で最初の数回は「あーやらなきゃ」という感じだったけれど、1ヵ月くらい経ってくると「また金曜日にこういう質問が来るから答えられるよう心がけておこう」といった思考が増えてきたとのことです。

1on1面談の時には、達成率の低い項目についてメンバーと「何でできていないのか」という話をすればその理由が出てくるので、それをもとに「金曜日に回答するためにどんな行動を大事にするか」といった話ができました。これまでであればどうしても月1回の1on1面談の間だけでその話をすることになっていたのが、今はかなり意識しやすくなったようで、導入の効果を実感しています。

使ってみて気づいた大切なことと今後への期待

今後の使い方としては、本人的にも自身の成長を実感できるようにしてあげたいなと思っています。

成長の実感しやすさは、職種にもよると思います。明確なアウトプットがある職種、例えば営業や、あとはデザイナーなども明確な成果物が出てくるので、そのクオリティに関して自身や周囲の評価から比較的成長を実感しやすいと思います。ただ、今回SkillBoxを導入したチームはセミナーの企画とオペレーションをしていくチームで、普段業務をしている中で明確に成長を実感しにくい職種です。本人達と1on1面談をしていても、「私は成長できているのでしょうか」といった不安の声を聞くことも多くありました。そんな中で、過去の記録を見返した時に、何がどれだけできるようになって、自分はこれぐらい成長しているのだという実感を本人が得られるようになれば、さらに有効な使い方ができるなと思いました。

例えば毎週記録しているものが半年や1年など蓄積されていった時、「1年前はこんな項目が達成率50%しかなかったけど、今はそんなの意識しなくてもできているよね」「今設定しているこの項目は2段階ぐらいレベルの高い話だから明確に昔の自分と違うよね」といった話ができれば、本人もしっくり来やすいだろうし、フィードバックする時もやりやすそうだなと思っています。

このあたりはこれまで3ヵ月間使っている中で気づいたことなので、使ってみて初めて分かる部分だったなと思います。他にも、今はまだ一部のチームでのみ導入をしている状況ですが、「カルチャーをこの1週間できちんと体現できていますか」という話はやはり全社員に対してあってもいいなと思いました。

メンバーから聞く機会が増えた「できた」という言葉

SkillBoxを導入してもう一つ大きな変化があったなと思うのが、メンバーから「できた」という言葉を聞く機会が大きく増えたことです。

メンバーと1on1面談をした時に、「これができなかったです」という話はこれまでもよく聞いていました。ただ、「この1ヵ月でこれができました」という話を自信を持ってされることはあまりありませんでした。ところがSkillBoxは明確に「できた」「できなかった」と毎週記録していくシステムなので、毎回「できた」と記録しているものに関してはメンバーも自信を持って「これができました」と言います。この部分のメンバーの意識は、変わってきたなと感じています。

会社としても、社員が「できた」と言ってくれることは好ましいことだと思います。設定した項目ができるようになったからといって全てのことができるようになったわけでは当然ないので、できるようになったことは素直に褒めてあげた上で、次はこれをできるようにしようと目標設定を再度していけば、決して慢心することもありません。むしろそれによって一つずつできることが増えていく成長の実感と、上長からの「できるようになってすごいね」という承認が積み重なり、会社へのエンゲージメントを高めることにも繋がります。

今は褒めるということもすごく大事になってきていると思います。ただそれに対するマネージャー側の悩みとして、メンバー一人一人の行動をなかなか見てあげられないというものがあります。このSkillBoxを上手く活用すれば、褒める機会を増やすことができるし、月に1回の1on1面談だけでは行き届かない細やかな日々の行動確認も、マネージャーの労力をあまり割かずに行えるようになるので、そこはマネージャーとしてすごく使いやすかったですね。

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