2021.05.07

ITシステムの活用で手軽に効果的な人材開発!ITを活用した教育サポート3つの秘訣

人材開発には「効率化」という言葉が馴染みにくく、ITの活用に懐疑的な方も少なくありません。しかし、サポートツールとして正しく用いることができれば、その恩恵は計り知れません。

ITを活用した教育サポートをきちんと行うためには、3つの秘訣があり、これらを意識して検討していくことが重要です。

これらは大枠で言えば、「What」「How」「Why」に関する話であり、このページの全体像を整理すると以下のとおりになります。

●What:何を教えるのか
 教育内容を最適化するためのIT活用(秘訣1)
●How:どう教えるのか
 学習者のモチベーションを下げないためのIT活用(秘訣2)
●Why:なぜ教えるのか
 教育の効果を数値化するためのIT活用(秘訣3)

貴社でITを活用した人材開発の方法を考える際には、ぜひこの情報を参考にしていただき、素晴らしい社員様を世の中へ輩出していっていただきたいと思っています。

秘訣1 教育コンテンツの最適化に向けたデータにもとづく個に応じた指導

■「アダプティブラーニング」の台頭

最近、教育領域においてよく聞くようになってきた言葉に、「個に応じた指導」や「アダプティブラーニング」というものがあります。

アダプティブラーニングとは「適応学習」と日本語訳されたりもしますが、意味は個に応じた指導と同じで、一人一人の学習状況にあった異なる内容を教えるということです。

例えば社員のコミュニケーション能力をトレーニングしたいと思った時、社員の職種や役職、レベルごとに求められるアクションを別々で指導するなどがこれに該当します。

現在は多様化が進んでおり、全員一律の内容よりも「自分に最適化された内容」の方が学ぶ側の取り組む意欲も増し、高い学習効果を期待できるのが注目されている理由です。

しかし、この際の「教育コンテンツ」を自社ですべて考えようとすると非常に大変です。コミュニケーション能力一つとっても、職種ごとや役職ごとなどでそれぞれ必要なものを考えると、考えなければいけないコンテンツ量が膨大になってしまうからです。

そこで役に立つのが、アダプティブラーニングに対応した教育用ITシステムです。

【例:最適なトレーニングアクションを推奨するシステム】

最近では「AIによる~~」といった文字を目にすることも増えましたが、システムを利用することでそこに登録されている膨大な教育コンテンツの中から社員一人一人に最適なものが選ばれて、高い学習効果を期待することができるのです。

■Point
多様化への期待が高まる現在、一人一人に応じた教育内容を提供できれば学習効果を高められる。

■どのような属性情報に基づいて教育内容を判断すべきか

自社でのアダプティブラーニング導入に興味を持った場合、「何の属性情報」をもとに教育内容の振り分けがされるのかパターンを理解しておくと、システムを検討する際に役立ちます。

最も一般的なのが、「職種」や「役職」といった本人の属性情報に基づく振り分けです。この他にも、「事前の診断テスト」による点数での振り分けや、「研修中の小テスト」による分岐、面白いものになるとPCのカメラ機能を利用した「受講集中度」による分岐も開発がされています。

【事前の診断テスト(アセスメントサーベイ)例】

これらは、どの属性情報に基づく判断がベストか決まっているものではありませんので、「色々ある」ということを理解した上で、情報を集めていき自社に合うものを探すのがお勧めです。

自社にある社員一人一人の「人事評価情報」をもとにして教育内容を変えていくといったことも、システムよってはデータのインポート作業を行うことで可能な場合もあります。

■Point
アダプティブラーニングにおける判定ロジックは、パターンを理解することで良いものを見つけられる。

■教育AIシステムにおける一番の価値を正しく認識する

アダプティブラーニングに関連するITシステム(≒AIシステム)の利用を検討する場合、意識として特に重要となるのが「一番重要な価値は何か」ということです。

これは、「教育コンテンツ」であるという意識を忘れないようにしてください。

人事担当者の感性として、人材育成にITやAIを活用すると聞いた時、なんとなく相反するものとして違和感や抵抗を覚える方もいらっしゃいます。

しかし、アダプティブラーニングの一番の価値は一人一人に最適な教育の「内容自体」です。

教育においては、最終的に人が介在しなければ大きな効果は得られないことが多いため、その意味では「教育用AIシステムを導入するだけで教育効果が上がる」かは分かりません。その点に関しては、次の秘訣2であらためてポイントをお伝えします。

とは言え、人による適切なフォローさえ欠かさなければ、外部への研修依頼と同様、自社だけでは生み出せないコンテンツで教育効果を高め、ノウハウを蓄積することもできます。

「AIシステムの導入」と考えると社内での議論が「AIの是非」などに逸れがちですが、「属性ごとに異なる教育内容の提供」と考えれば検討項目がぶれにくくなるのもポイントです。

■Point
一番重要な価値は教育コンテンツの内容であり、システム検討の際はその点もしっかりチェックする。

秘訣1 まとめ
・一人一人に応じた教育(アダプティブラーニング)は高い教育効果が見込める。
・システムを検討する際は、判定ロジックのパターンを理解しておくといい。
・ロジックに加え、一番重要なものとしてコンテンツ自体の価値をチェックする
  → システムのサポートを参考にしつつ行う個に応じた教育が秘訣である。

秘訣2 学習モチベーションを継続させる手軽な社内コミュニケーション

■よくあるeラーニングの失敗

ITを活用した教育として現在までで一番利用されているのが、
PCの画面上で各自が受講する動画によるeラーニングです。
しかし、実際に動画形式の研修を取り入れた企業からは…


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